2020年7月27日月曜日

Season2 :NOTE

Season2 では私の学びについて紹介しました。
孤食、ジェンダー、精神の自由は現代問題の大きな核です。
孤食は具体的な解決策が良い方向につながる可能性があるかもしれませんが、ジェンダーなどの心情に関わる諸問題ななかなか具体的な策はありません。
そのため、それぞれがそれぞれを認め、愛すということが重要なのです。

S_nao NOTE 検索エンジン

7 検索エンジン(ハイパーリンク)

世界中の人たちが検索エンジンを使ってささいな疑問や驚くほど重要な疑問を調べていることはとても刺激的なことである。そのためできる限り最適な答えを提示することはとても大きな責任である。人工知能やマシンラーニングを見始めるようなときはたくさんあるが、ユーザーがどうやって使用していくのかについて議論する必要がある。なぜなら1日の終わりには社会になんらかの影響を与えたいからである。火星へいけるまではどのくらいかかるのかを検索した際結果はどこから来たものでなぜ他の回答よりもこれらが最初にリスト化されているのか。その疑問に答えるためにまずその検索に対して検索エンジンがどのように結果を出しているのかを見てみる。検索を行う際、まず始めに知らなくてはならないのは、実際検索エンジンはリアルタイムであなたの検索ワードをワールドウェブサイト上で作動させているのでないということである。それゆえ10億以上のウェブサイトがインターネット上にあり、数百以上のウェブサイトが1分ごとに作られている。そのため、もし自分が求めている結果を見つけるために検索エンジンが全てのサイトを見て回らなければならないのならば永遠に時間がかかってしまう。検索結果を素早く出すためには事前に検索エンジンを定期的にウェブをスキャニングしていて後で自分の検索に役立つような情報を記録している。このことで「火星へ行く」ことについて検索をかけた場合、検索エンジンはリアルタイムでその答えを足せるようなものを既に持っている。それがどのように作動しているのかというとインターネットはそれぞれがハイパーリンクで繋がっているページのウェブであり、これらのウェブページを横切るスパイダーというプログラムが情報を集めるために検索エンジンはそのスパイダーを定期的に作動させている。ハイパーリンングを見つけるたびに全てのページを訪問するまで付いて行き、全体のインターネット上で見つけることができるようになる。スパイダーが訪問する各ページにおいて検索に必要かもしれない情報を記録するために検索インデックスと呼ばれる特別なデータベースへその情報を追加している。どのように検索エンジンが結果を持って来ているのかというと「火星へいけるまではどのくらいかかるのか」と質問した際、検索エンジンは検索インデックスにあるそれらの単語一つ一つをさがしてその単語が含まれているインターネット上の全てのページのリストを素早くゲットするが、これらの単語検索だけだと約数百ものページが出てきてしまうため、検索エンジンは、まず始めにどの結果が一番検索主に見せるのに適しているのか決める必要がある。

 

 

検索エンジンは検索主が何をさがしているのかを推測しなければならないため、このことはトリッキーである。それぞれの検索エンジンは独自のアルゴリズムを使っていて、検索主がほしいと思っているものをベースにしてページをランクづける。検索エンジンのランキングアルゴリズムは検索ワードのタイトルに表示されているかをチャックしてその隣同士に全ての単語が並んでいるのかどうかをチェックしたりあるいはどのページを検索主が見たがっていてどれを見たがっていないのかを決められるような他の計算をしたり、数字を求めたりする。Googleはもっとも有名なアルゴリズムを開発したが、それはどのくらい他のウェブページがそのページにリンクされているかを考慮することで一番関連のある検索結果を選ぶ。アイディアとしては多くのウェブサイトがそのウェブサイトを面白いものだと思っているのであればそれはもしかすると検索主が探しているものである可能性が高い。「ページランク」と呼ばれるこのアルゴリズムはウェブをランク付けするからではなく、これを発明したGoogleの設立者の一人でもあるラリー・ページに由来している。大体の場合、訪問されることでウェブサイトはお金を稼ぐことができるので、スパムの発言者はどうやって検索アルゴリズムを操作できるのか定期的にその方法を探っている。このことによって検索結果でより高い位置にリストされることが可能にある。検索エンジンは定期的にアルゴリズムを更新することで結果の上部に信憑性のないサイトやフェイクサイトが来ないようにしている。しかし、最近ではこれらのページに信憑性がないかどうかはウェブサイトをみて信頼できるソースであるのかどうかを決めるのは検索主、自分自身である。検索プログラムは、アルゴリズムを改善するために常に進化し続けている。そうすることで、他の競合社よりも素早くより良い結果をもたらすことができる。今日の検索エンジンは、検索を絞り込むのに明確に提示していないような情報さえも使用することができる。そのため「ドッグ・パーク」と検索した際、多くの検索エンジンでは、自身の位置情報を入力しなくても検索主の近くにある全てのドッグ・パークを検索結果して表示する。現代の検索エンジンは、ページにある単語以上のことを理解できるようになっているが、それは検索主が探しているものに対して最適な結果を提示するためのものである。単語をより理解するためにもマシンラーニングというAIの一種のものを使っている。これにより検索アルゴリズムがページ内の単語や個別の文字だけでなく、単語の基本的な意味を理解して検索をかけることができる。インターネットは指標関数的に成長しているが、検索エンジンをデザインするチームが的確な仕事を行うことで検索主が知りたい情報が常に一番にあがってくるようにすることができる。

S_nao NOTE 孤食

『子供の孤食を防ぐ子供食堂 ―持続・拡散するための費用確保―』

 

都市部・東京(過疎地域以外)の子供達の孤食がありその解決策の一つに子ども食堂がある。この子ども食堂はボランティアで行われているものがほとんどであり、運営者はその運営を行うのは苦労を強いられている。そのため孤食の現状の子供達を救うために子ども食堂を存続させることが課題となっている。現状として子供食堂の運営者の24.%は立ち上げ期に運営費についての不安を抱え、29.6%は運営時に不安を抱いている(農林水産省 2018)。より多くの運営費を集い、このような不安を払拭させ、子供食堂の運営を円滑化するためにはどのように運営費を確保すればよいのだろうか。私は多くの費用を集めるために子ども食堂の運営費を都や国から集めることで施設の信頼も集めることができると考える。

個人からの運営費の集い、つまりボランティアなどでは多くの運営費を集めることができず、施設の閉鎖へ繋がってしまう。現状運営されている子ども食堂の80.7%が自治体や社会福祉協議会の直営であり、そのうちの42.5%が任意団体、23.1%がNPO法人、14.9%が個人運営である。このように多くの子ども食堂が個人運営であるのが現状である。また70%以上の子ども食堂の運営費は年に30万円未満であり、30%以上確保できているものはたったの25%の施設であり、運営費確保は苦難を強いられている(農林水産省2018)。

投資型クラウドファンディング・寄付型などの第3者からの出資で運営費を集う方法もある。実際に子ども食堂でお金やもののほとんどが寄付で成り立っているところはそれが大きな財力となっている。しかしそれは安定したものでないためそれに頼ることは運営する上で得策ではない。また集まったとしてもそれを効率よく使うことができるような戦略を立てられる専門家がおらずうまく役立てることが難しい。

そこで最も安定して費用を集めることができ、子供を預ける保護者・地域から信頼を得ることができる方法は国や都市による支援である。品川区はふるさと納税の一つとして資金を集めている。そして品川区社会福祉協議会に「しながわ子ども食堂ネットワーク事務局」を設け寄付の受付・配布、サポートを行っている。この運営局を経由することで衛生管理・食材や物品・信用金庫の協力を得ることができ、子供達が安心して楽しく過ごせる環境になっている(TRUST BANK 2019)。またモスバーガーや日立などの有名企業からの支援も得ることができ、そのネームバリューから保護者も安心して預けることができるようになっている。また区が行うものはふるさと納税という形で資金を集めることができるため出資者は税金の控除・ふるさと貢献・返礼品の受け取りが可能になるというメリットがあるため資金も集めやすい。

制度化されてしまったら子ども食堂の柔軟な対応ができるというメリットが失ってしまうという意見もある。しかし、子供食堂が制度化されて子供達が安心して楽しむことができる、保護者や地域が安心して預けることができるものになるのならば良いのではないか。また制度化や運営費の安定した確保が行われば施設を新設しやすくなり、最も多く存在する東京だけでなく全国へと子供食堂を広げることができると考える。また国による支援によって制度化されることで衛生管理を行いやすくなることから、保健所への届出がしやすくなり子供達が安全に過ごすことができる。子ども食堂のうち衛生管理の責任者が存在する施設は61%、調理師免許をもつ調理師がいる施設は37%であり、保健所の届け出を行い許可が下りた施設は20.8%、届け出を行った施設は17%、相談をしたが許可が下りなかった施設は35.4%と衛生管理を徹底してするためには個人の経営では難しい(農林水産省 2018)。しかしもしそれが国や都が認めたものであれば衛生管理者の派遣、保健所の許可が下りやすくなる。

このことから個人や寄付では限界があるため国や都が支援することで安定して、そして継続して施設の運営ができる。現在存在する子ども食堂は貧困家庭や孤食の子供たちに温かい食事と安心して過ごせる場所を目指している。またそれだけでなく子ども食堂は子供のための居場所としてではなく交流・情報交換の場にもなっているため、この場所の存在を広げると共に継続していけるような体制や支援を充実させることも重要だと考える。

(1777)

 

引用文献

農林水産省(2018)「子ども食堂と地域が連携して進める食育活動事例集〜地域との連携で食育の環が広がっています〜」『農林水産省ホームページ』<https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/set00zentai.pdf>(最終閲覧日20191220日)

 

TRUST BANK(2019) 「子ども食堂の支援としあわせ食卓事業で、子どもたちの心の笑顔をつくりたい」『ふるさとチョイス ガバナントファンディング』<https://www.furusato-tax.jp/gcf/608>(最終閲覧日 2019

S_nao NOTE 良心と自由

.「憲法19条『思想及び良心の自由』を我々は本当に持っているのかー「日本人」であることの強制ー」

 

(1)日本人であることの強制

 私たちは憲法で人権が保障されており、憲法19条では「思想及び良心の自由は、これを侵してはならない」とされている。しかしそれは伝統的には内心の自由を保障されるものであって外部に発する自由は保障されていないとされている。そのため「普通とされていること」への抵抗はできないのである。そのためわれわれは「国」に「日本人」という人格を強制されているのではないだろうか。

(2)「思想及び良心の自由」について (注「良心の自由と子たち」(2006) 西原博史 岩波新書 第一章 引用)

良心の自由は思想・良心に関わる問題を内心に閉じ込めて、外部的行為と遮断する解釈は認められず、むしろ外部的行為と必然的に結びつき、一人の人間としてどう生きていくのかに決定的な影響を及ぼすかという点に本質があるとされている。法に命ずるところに従えば自分の良心に背くことになり、自らが統一的人格として生きる上で頼りにしていたものを自分の手で壊しうり、この状況で法による義務付けを貫徹することは人格アイデンティティの自己否定を強いてしまう。法を通じて守れるのは社会秩序の最小限であるため法が個人の思想・良心に課す特別な負担に配慮することは社会存立には不可欠である。また、個人の思想・良心を尊重する、という原理を踏まえるのならば、第一に、個人ごとに道徳的・社会的・政治的な判断の正しさを判定する基準が間違っているという点を認めなければならない。

良心の自由には信条説と内心説の二つがあり、信条説は完成度をもって統一体を成し、広く世界観や主義や思想や主張を持つことが推及され、個人の具体的な行動を支配する行動原理としては機能しないというものである。それにたいして内心説は国家権力が害悪を防ぐ目的で規制の対象にする理由がないため思想・良心の自由を制限することが許される場面はないため思想・良心の自由を無制限としており、これは法が関心を持つのはただ外部に現れた具体的行為のみだとしているからだ。

(3)国家斉唱の強行 (注 一部「良心の自由と子たち」(2006) 西原博史 岩波新書 第二章 引用)

公立高校の卒業式などでの国家斉唱において「一同起立」と号令がかけられる場面においてこの起立という行為が思想及び良心の自由において「強制」されてはならないとされる「国家斉唱」行為である。そのためそれに従わずに着席していたとしてもそれを公権力が処分することは許されていない。また有馬郎二郎文部大臣は国家斉唱自体を「国家斉唱はその人の自由であり、ほかの人に迷惑をかけない格好で、自分の気持ちで歌わないということはあり得る」とは言った。この儀式における国歌斉唱の挙行は法的意味での「強制」を前提にする場合には「君が代」全体が違憲無効であり、 事後的にただ逸脱的にのみそうした法的「強制」措置が置かれる場合、その措置が違憲無効である。

(4)「国旗及び国歌に関する法律」について

平成11813日に制定、即日施行されたのが国旗及び国歌に関する法律である。この国旗国家法制定を推進したのには国旗・国歌でないことによる正統性の弱みを繕い、抵抗をなくすことが狙いだった。この法律は「君が代」が国歌であり、「日の丸」が国旗であることを法律と定めた。もともと国旗国歌の法制化の動きはあったが、戦前の日本の天皇制、軍団主義を象徴するものとして反対があったため1999年の制定、施行となった。音楽教師が「君が代」伴奏を拒んだことから戒告処分を下しそれを提起した君が代伴奏職務命令事件ではじめてこの見解が示され、伴奏は通常想定されるものであることであるため外部に表明する行為とはできないという意見と意思に反することを強制したことが否定的評価なのであるという意見が対立した(注 君塚正臣(2018)『大学生のための憲法』法津文化社 第七章P.98~99 引用)。

()考察

今回の研究をするまで自分に「思想及び良心の自由」があるということ、つまり国歌斉唱を拒む権利があるというに気付かなかった。それは小中高校でそれが当たり前と感じうる教育をされたからだ。しかしインターナショナルスクールに通っていた友人の話を聞いた時に違和感を感じたのは「思想及び良心の自由」の欠如があったからである。インターナショナルスクールは多国籍の生徒が在籍しているため、始業式や卒業式での国歌斉唱が存在していなかった。つまり日本の学校に通っていた私は「国」に縛られているため国歌を斉唱しているのであった。その時に気付いた事は今の自分の人格を形成しているのは「国」であったのだということである。日本で育ったからお箸を使う、屋内では靴を脱ぐなど「文化」と一括りされているものも「思想及び良心」を奪われる、というよりも存在を知らされていないことで成り立っているのだと感じた。つまり伝統的な考えで「思想及び良心の自由を侵してはいけない」という文言が内心の自由を保障することを意味することで日本人に日本人らしく日本人の文化、伝統に則って生活することを強いていたのではないか。

 

 

主要参考文献

 

  西原博史(2006)『良心の自由と子供たち』岩波新書

 

竹嶋千穂(2018)『思想及び良心の自由の法理に関する一考察 ―「知性と精神の領域」

から ― 』社会研論集 Vol.32 20189

 

奥野恒久(2018.5)『思想・良心の自由をめぐる今日的問題』研究ノートP151~

 

    佐々木弘道(2001)『「人権」論・思想良心の自由・国家斉唱』成城大学法学66

 

    君塚正臣(2018)『大学生のための憲法』法津文化社


S_nao NOTE  ジェンダー論

『テレビ番組から考える日本のジェンダー論と現代社会』

 

日本のLGBTに対する考え方は他の国と比べてどうだろうか。またそのことによってどのような影響を経済にもたらすのか。私は日本のジェンダー、特に同性愛者への差別の目が少なくないと考える。それが特に表面化されるのはテレビ番組においてだ。

日本のテレビ番組には多くの同性愛者、いわゆる「オネエタレント」が出演している。昨今では「オネエタレントブーム」と言われその人たちをフォーカスした企画や特別番組が放映されている。この現状について私は様々な性向を持っていても社会に認められていることを表していると考え、良いものだと考える。しかしその番組での描写に少し違和感を感じる。例えばその番組での企画ではタレントたちが体を張る、派手な格好をする、また男性に強くアプローチをする、そのタレントの特徴的な仕草や口調を少し侮蔑の意もこめて模倣し、それを笑いにするなどの過激な描写を含むものがある。ここに今の日本の同性愛者への観念、「笑いの対象」というものが現れていると同時に同性愛者の存在またその固定概念を押し付けている。

ここで日本と比較すると差別の目が少ないアメリカの番組と比較する。アメリカでも多くの同性愛者がタレントとして活動し、テレビ・ネット番組に出演している。しかし日本のものとは少し趣が異なるものが多くある。その中で私が特に印象深かったのは、インターネット定額動画配信サービスNetflixで配信されている「クイア・アイ 外見も内面もステキに改造」で同性愛者の5人組が一般人を美容、料理、インテリア、ファッション、スピリチュアルの方面からプロデュースするという番組だ。現地でも高く評価されており、2018年のエミー賞の作品賞、キャスティング賞、編集賞の3つを受賞している。この番組の出演者への描写の特徴の一つは「ゲイ」と一括りにするのではなく、それぞれの性格、魅力にフォーカスしていることであり、ゲイ5人が集まっているという事実はあるが、それに対して「ゲイとはどういう存在である」という概念を作るのではなくそれぞれ特徴の異なる「人」として取り上げている。

日本でも「オネエタレント」はそれぞれ個性が異なるし、「人」として取り上げているという意見もあるかもしれないが、やはり日本では「過激なことをする=オネエタレント」という概念の押し付けがあり、その人たちもそれにハマって活動せざるを得ないのが現状である。また性別適合手術を受け、男性から女性になった文豪家の能町みね子さんは自身が出演したバラエティー番組で「オネエタレント」として紹介されたことをSNS上で抗議したことがある。彼女曰く「オネエ」という言葉は、主にトランスジェンダーやゲイ、女性のような格好をする男性らの俗称、ゲイの誇張した女性言葉やしなを作った振る舞いを指して使われてきたが、「今は人種や属性のように扱われ、オネエ言葉を使っていないゲイや女性として生きている人にまで使われている。」と述べ、タレントのはるな愛さんは「残念ながら現在の日本のテレビ業界では、面白い扱いや辛口のコメントといった立ち位置ばかり求められているが、本来はもっと多様であるべきだ。」と述べている。このことからも日本のテレビ番組が誤ったLGBT論、固定概念を押し付け出演しているタレントの「個」を潰してしまっている。また先述した「クイアアイ 〜」に出演しているタレントの口調は人それぞれであるのにも関わらず日本語吹き替え版ではいわゆる「オネエ口調」でアフレコされているところにも日本のテレビ番組が与えるオネエの固定概念が存在していることを顕著に表している。

  日本の多くの人が見、影響力が大きいこのようなテレビ番組でこのような現状があるため日本では差別の目が少なくないと考える。ではこのことが原因でどのようなことが起こりうるのか。201511月、厚生労働省所属の研究機関である国立社会保障・人口問題研究所や大学の研究所などによる研究グループの発表によると、「身近な人が同性愛者だった場合」では、「嫌だ」という回答は、対象が「近所の人」なら39%、「同僚」なら42%、「自分の子ども」では72%という結果がで、「職場の同僚が同性愛者だった場合」について、40代男性管理職では「嫌だ」と答えた人が7割を超えた。また大阪繁華街での若者男女に対する調査では同性愛者が原因でいじめを経験するリスクが高く(Hidaka Y et al (2008) Attempted suicide and associated risk factors among youth in urban Japan, Social Psychiatry and Psychiatric Epidemiology,43:752-757)、日本人ゲイ・バイセクシャル男性5,731人を対象にした調査では60%以上の人が自殺を考えたことがあり、約15%の人が自殺未遂をしたことがある(厚生労働科学研究費補助金エイズ対策研究事業 ゲイ・バイセクシュアル男性の健康レポート2)という結果が出ている。このように日本では同性愛者が社会的排除と孤立感を感じ、またその感情が原因で生きづらさを感じ、自殺を考える人も少なくない。このことが原因で同性愛者をターゲットにした襲撃、殺害事件が起きてしまっているのも事実である。

またLGBTの観点だけでなく、私は日本の多様性の欠如を感じ、特にそのように感じたのは昨年の夏にアメリカのディズニーランドを訪れた時である。日本のディズニーランドを訪れる人々は同じような服装で同じようなカチューシャなどをつけ、ファミリー、学生、男女カップルが多く訪れるが、アメリカではそれぞれの趣向をファッションに表してそれぞれが異なった装飾でディズニーランドを楽しんでおり、ファミリー、学生、男女カップルだけでなく高齢者、同性カップル、障害者などの人々も訪れていた。またどのアトラクションの待ち時間も一定でそれぞれがしっかりとした「好み」を持っていることが分かる。このディズニーランドの現状はそれぞれの国の「多様性」が現れており、「様々な考えを表現する、またそれを受け入れる」という日本の課題も分かる。日本がジェンダーに限らずそれぞれが「個」を表現でき、それを受け入れられる国になれば、より魅力的な国になると考える。今年開催される東京オリンピック・パラリンピックで多くの国や地域の人が訪れることが契機で様々な考えを持っている人との関わりが増え、少しでも「多様性に溢れた国」に近づくことを願う。

                                    (2515字)

 

引用文献

 

毎日新聞(2016)「毎日ジャーナル」『Listening オネエ呼ばわり 「不快」 テレビ番組、差別助長の恐れ』<https://mainichi.jp/articles/20160516/org/00m/010/008000c(最終閲覧日2020113)

 

永易至文(2016)nippon.com」『日本における性的マイノリティーの受難』<https://www.nippon.com/ja/currents/d00253/#>(最終閲覧日2020113日)

 

公益財団法人東京都人権啓発センター(2015)「TOKYO人権第57(平成25228日発行)」『性的少数者の自殺リスク その背後にある「生きづらさ」とは』<https://www.tokyo-jinken.or.jp/publication/tj_57_feature.html>(最終閲覧日2020114日)

2020年7月5日日曜日

Season 1 : Epilogue

今回のシーズン1ではボクが生まれた場所、趣味であるディズニー、大好きな場所であるアメリカの写真で「ボク」について紹介しました。



                 to be continued ...........

#5 America

#5 最終回となる今回はアメリカの風景を紹介します


ハリウッドにあるチャイニーズシアターです。
アカデミー賞もここで行われています。


チャプリンなどが描かれている壁画で映画「ラ・ラ・ランド」でも登場します。








これらの写真はメルズ通りというところにあるもので、ピンクの羽のものは世界各地にあります。









サンタモニカで撮影したものです。
ビーチ沿いにある遊園地はアメリカ感が強くカラフルでした。

THE END

#4 Restaurants in America

#4ではアメリカ・ロサンゼルで撮影したレストランの写真を紹介します。



ロサンゼルスにあるホットドッグショップです。
ハリウッドスターが多く訪れており、地元民にも愛されているお店です。



日本の雑誌でも多く掲載されている顔パネルです。


トッピングを選ぶことができるのですがこのトマトが絶品です。




ハリウッド地区にあるダイナーです。
多くの映画のロケ地。
The アメリカ ハンバーガーを食べることができます。

次回は最終回 アメリカ・風景編です。

to be continued ...........




#3 Disney Characters

#3ではボクが撮った写真でディズニーキャラクターを紹介します。


ミッキー。ディズニーの顔。蒸気船ウィリーでデビューしました。


ミニー。ミッキーのガールフレンド。


ドナルド・デイジー。ミッキー・ミニー並ぶほどの人気があります。


ミッキーの親友。ドジという意味のグーフから名付けられています。


グーフィーの息子。母親不明。ダンスが得意です。


チップとデール。歯が1本なのがチップ、2本がデールです。


ミッキーの飼い犬。


次回はアメリカで撮影した写真を紹介します。

to be continued ...........


#2 Ocean Park in Hong Kong

#2ではボクが幼少期に何度も訪れていた香港にあるオーシャンパークを紹介します。



香港ディズニーランドの近くにあるこの遊園地はアトラクションだけでなく水族館も併設している超巨大遊園地です。
メインキャラクターはアシカのオルくんです。実はこの子パークと共に成長していて、ボクが訪れていた頃は赤ちゃんのような姿でした。


この木、実はゴミ箱でゴミを入れると上から鳥のキャラクターが出てきて歌を唄ってくれます。




これは幼少期何度も乗っていたお気に入りのアトラクションです。
汽車に乗って人形を見るだけなのですが、音楽が癖になるもので、今でもその音楽が耳からはなれません。

次回はボクが好きなディズニーの写真を紹介します。

to be continued ...........

#1 Hong Kong

#1はボクが生まれた地である香港で撮影した写真です。




この3枚は香港有数の”映え”スポットで撮ったものです。
一枚目の寺院ではSexyZoneやSixtonesも撮影を行っており日本人の観光客が多く訪れています。




ここは香港の団地なのですが、トランスフォーマーの撮影などが行われている知る人ぞ知る香港の観光スポットです。

次回はボクが幼少期何度も訪れた香港の遊園地を紹介します。

                     to be continued ...........
#0
このブログではぼくが撮った写真を紹介します。

Season2 :NOTE

Season2 では私の学びについて紹介しました。 孤食、ジェンダー、精神の自由は現代問題の大きな核です。 孤食は具体的な解決策が良い方向につながる可能性があるかもしれませんが、ジェンダーなどの心情に関わる諸問題ななかなか具体的な策はありません。 そのため、それぞれがそれぞれを認...